CompTIA Cloud+とは?試験の難易度や試験内容、勉強時間を解説します。

CompITA認定資格

下記リンクより発行される【限定クーポン】で対象講座をお買い求めいただくことで、一定額の割引が適用されます。
2,400円 → 1,600円

CompTIA Cloud+とは?試験を受けるべき対象者や難易度を解説!

CompTIA Cloud+は、クラウド技術に従事するエンジニアに求められるスキルを評価する国際的に認知された認定資格です。

この試験は、CompTIA (米国シカゴで発足した非営利のIT業界団体)が運営する認定資格であり、セキュリティ分野における基礎的な知識を問われます。2019年9月時点で資格保有者は50万人を超える、世界でスタンダードなIT資格と言えます。

CompTIA認定資格の大きな特徴は、ベンダーニュートラルである点です。例えば、CCNAの場合はCisco製品、Oracle認定資格の場合はOracle製品に関する知識が問われますが、CompTIA認定資格の場合、デバイスやOS、ネットワークの種類やベンダーに依存しない、普遍的な知識を学ぶことができます。

この試験では以下に関する知識が問われます。

  1. さまざまなクラウドモデルを分析し、ビジネス要件をサポートするための最適なソリューションを設計する
  2. OS構成、アクセス制御、仮想化を含むサーバーのセキュアな管理とメンテナンスを実行する
  3. システム要件を分析し、クラウドへのワークロードの移行を正常に実行する
  4. 適切な自動化とオーケストレーションのプロセス、バックアップと復元、災害復旧タスクを含むクラウド環境の維持と最適化を実行する
  5. クラウドの実装に関連するキャパシティ、自動化、ネットワーク、セキュリティの問題をトラブルシューティングする

この試験では受験資格としての前提資格や実務経験は求められませんが、以下のような推奨経験が望ましいとされています。

  • ITシステム管理またはITネットワーキングにおける最低2~3年間の業務経験
  • CompTIA Network+およびServer+、またはそれに相当する知識
  • サーバーの仮想化に関する主要なハイパーバイザーテクノロジーに精通している
  • クラウドサービスモデルに関する知識
  • ITサービス管理に関する知識
  • パブリックまたはプライベートのIaaSでの業務経験

CompTIA認定資格には、以下の認定試験があります。CompTIAの認定試験はPre-professional(レベル1)、Entry-level(レベル2)、Early-carrer(レベル3)、Experienced(レベル4)、Expert(レベル5)の5つの区分があり、それぞれ試験の難易度を表しています。

区分試験名難易度
CORECompTIA IT Fundamentals (ITF+)Pre-professional
CompTIA A+Entry-level
CompTIA Network+Early-carrer
CompTIA Security+Experienced – Expert
INFRASTRUCTURECompTIA Server+Early-carrer – Experienced
CompTIA Linux+Early-carrer – Experienced
CompTIA Cloud+Expert
CYBERSECURITYCompTIA CySA+Experienced – Expert
CompTIA PenTest+Experienced – Expert
CompTIA CASP+Expert
DATA AND ANALYTICSCompTIA Data+Early-carrer
ADDITIONAL PROFESSIONALCompTIA CTT+Experienced
CompTIA Project+Experienced – Expert
CompTIA Cloud Essentials+Expert

認定試験に関して詳しくはCompTIA公式サイトをご確認ください。

https://www.comptia.jp/certif/comptia_certification/

CompTIA Cloud+の概要

CompTIAが運営する認定資格のうち、インフラ領域に区分される試験は3つ(CompTIA Server+、CompTIA Linux+、CompTIA Cloud+)あります。

その中でもCompTIA Cloud+は上級レベルの難易度です。

CompTIA Cloud+に合格すれば、プラットフォームに依存せず、ITシステム運用における広義なクラウドベースのインフラストラクチャでのスキルをもつITエンジニアとして、一定以上の技術力があることを示すことができます。

試験名CompTIA Cloud+
試験内容ビジネスシステムとデータの高可用性をサポートするセキュアなクラウド環境を維持、展開、自動化する上で必要となるスキル
試験日通年実施
試験時間90分
問題数最大90問
合格点750 (100~900のスコア形式)
試験方式CBT(Computer Based Testing)方式
単一/複数選択、パフォーマンスベーステスト
受験場所テストセンター
受験料46,284円(税込み)
合格率14~18% (2023年3月時点、推定)

CompTIA Cloud+の出題内容

CompTIA Cloud+の出題範囲には、以下の項目が挙げられます。

  1. クラウドのアーキテクチャと設計・・・13%
    • 高度なクラウドサービス、ハイパーバイザー、単一障害点の回避 など
  2. セキュリティ・・・20%
    • ネットワークのセグメンテーション、暗号化、ベースラインのハードニング など
  3. デプロイ・・・23%
    • サブスクリプションサービス、シンプロビジョニング、Virtual to Virtual (V2V) など
  4. 運用とサポート・・・22%
    • 資産マネジメント、Infrastructure as Code、Continuous Integration/Continuous Deployment (CI/CD) など
  5. トラブルシューティング・・・22%
    • 外部/内部攻撃、ファイアウォール、ネットワーク構成の一般的な問題 など

出題内容について詳しくはCompTIA公式ドキュメントをご確認ください。

https://www.comptia.jp/pdf/comptia-cloud-cv0-003-exam-objectives-(2-0)_jp.pdf

CompTIA Cloud+の勉強時間と合格するためのポイント

CompTIA Cloud+の勉強時間目安は、80時間~120時間です。一日2時間の勉強時間を設けると仮定すると、1カ月半から2カ月の対策期間を設ける必要があります。

学習時間は学習開始時点での経験や知識によって大きく左右されます。

例として、以下の問題が即答できない場合は、2ヶ月程度での学習を想定したほうが良いでしょう。

クラウド管理者は、IaaS プロバイダーがホストするアプリケーションを保護しています。この時、VM上のOSが更新されました。
管理者は、OSに関係なく、脆弱なサービスに対する攻撃からVMを最適に保護するためには、次のうちどれを使うべきですか?
①ファイアウォール
②侵入検知
③パッチ管理
④アンチウイルス

答え:③

試験勉強のポイントは類似問題をできるだけ多く解いて、問題の出題傾向や独特の表現に慣れることです。

CompTIA認定資格全般に言えることですが、CompTIA認定試験の日本語表現にはクセがあり、慣れておく必要があります。分かりやすい教材で学んだのみで本番試験に臨むと、面食らってしまう可能性が大きくあります。

Comptia Cloud+を対策される方向けの講座には、以下がおすすめです。

1.当社教材(CompTIA Cloud+ 模擬試験問題集(6回分216問))

当社の教材は本番に近いレベル、日本語表現を再現しており、似たような問題がおよそ20%出題されます。こちらで勉強頂き、解説を理解したうえで合格レベルの知識をつけることで、大きく合格に近づくことができます。

下記リンクより発行される【限定クーポン】で対象講座をお買い求めいただくことで、一定額の割引が適用されます。
2,400円 → 1,600円

2.TACの対策教材

本番の問題よりも難易度は低いですが、CompTIA Cloud+の対策の第一歩として有用な教材です。ただし、日本語表現は分かりやすくなっており、実際の問題の表現とは異なることに留意する必要があります。

https://www.tac-school.co.jp