ITパスポート試験(iパス)とは?試験の難易度や試験内容、勉強時間を解説します。
目次
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ITパスポート試験(iパス)とは?試験を受けるべき対象者や難易度を解説!
ITパスポート試験(iパス)は、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
この試験は、IPA (情報処理推進機構)が運営する認定資格であり、近年ではどのような業種・職種や、文系・理系に関係なく、年間20万人が受験している、日本では最もスタンダードなIT資格と言えます。
この試験では以下に関する知識が問われます。
- 新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識
- 経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識
- IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識
- プロジェクトマネジメントの知識
この試験では受験資格としての前提資格や実務経験は求められず、年齢・国籍を問わずどなたでも受験が可能です。
以下のようなIPA (情報処理推進機構)の認定試験があります。
区分 | 試験名 | 難易度 |
ITを利活用する者 | ITパスポート試験 | 初級 |
情報セキュリティマネジメント試験 | 中級 | |
情報処理技術者 | 基本情報技術者試験 | 中級 |
応用情報技術者試験 | 中級 | |
IT ストラテジスト試験 | 上級 | |
システムアーキテクト試験 | 上級 | |
プロジェクトマネージャ試験 | 上級 | |
ネットワークスペシャリスト試験 | 上級 | |
データベーススペシャリスト試験 | 上級 | |
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 | 上級 | |
IT サービスマネージャ試験 | 上級 | |
システム監査技術者試験 | 上級 | |
サイバーセキュリティを推進する人材 | 情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ) | 上級 |
認定試験に関して詳しくはIPA (情報処理推進機構)公式サイトをご確認ください。
ITパスポート試験(iパス)の概要
IPA (情報処理推進機構)が運営する認定資格のうち、メジャーな試験は3つ(ITパスポート試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験)あります。
その中でもITパスポート試験(iパス)は初級レベルの難易度です。
ITパスポート試験(iパス)に合格すれば、仕事を行っていくうえで必要不可欠なITに関する知識を証明することができます。また、ITを利活用したビジネスに関する知識も問われるため、就職や転職で役立つ資格と言えます。
試験名 | ITパスポート試験(iパス) |
試験内容 | ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識 |
試験日 | 通年実施 |
試験時間 | 120分 |
問題数 | 小問:100問 |
合格点 | 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること 総合評価点 600点以上/1,000点(総合評価の満点) 分野別評価点 ストラテジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) テクノロジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) |
試験方式 | CBT(Computer Based Testing)方式 四肢択一 |
採点方式 | IRT(Item Response Theory)方式 |
受験場所 | テストセンター |
受験料 | 7,500円(税込み) |
合格率 | 55~60% (2023年3月時点) |
ITパスポート試験(iパス)の出題内容
ITパスポート試験(iパス)の出題範囲には、以下の項目が挙げられます。
- 問1~41 テクノロジ系
- 問42~48 マネジメント系
- 問49~問60 ストラテジ系
分野 | 大分野 | 中分野 |
---|---|---|
テクノロジ系 | 企業と法務 | 企業活動 |
法務 | ||
経営戦略 | 経営戦略マネジメント | |
技術戦略マネジメント | ||
ビジネスインダストリ | ||
システム戦略 | システム戦略 | |
システム企画 | ||
マネジメント系 | 開発技術 | システム開発技術 |
ソフトウェア開発管理技術 | ||
プロジェクトマネジメント | プロジェクトマネジメント | |
サービスマネジメント | サービスマネジメント | |
システム監査 | ||
ストラテジ系 | 基礎理論 | 基礎理論 |
アルゴリズムとプログラミング | ||
コンピューターシステム | コンピュータ構成要素 | |
システム構成要素 | ||
ソフトウェア | ||
ハードウェア | ||
技術要素 | 情報デザイン | |
情報メディア | ||
データベース | ||
ネットワーク | ||
セキュリティ |
ITパスポート試験(iパス)の勉強時間と合格するためのポイント
ITパスポート試験(iパス)を勉強する時間は、「情報処理の経験(情報専攻の学生など)」や、「IT業界でのキャリア経験」の有無によって、大きく変わります。
例として、以下の問題が即答できない場合は、未経験者として勉強したほうが良いでしょう。
BYODの事例として、適切なものはどれか。
答え:③
(令和3年度 問27)
①大手通信事業者から回線の卸売を受け、自社ブランドの通信サービスを開始した。
②ゴーグルを通してあたかも現実のような映像を見せることで、ゲーム世界の臨場感を高めた。
③私物のスマートフォンから会社のサーバにアクセスして、電子メールやスケジューラを利用することができるようにした。
④図書館の本にICタグを付け、簡単に蔵書の管理ができるようにした。
経験者、未経験者の勉強時間目安は、以下の通りです。
経験者 | 50時間 |
未経験者 | 180時間 |
また、近年では、ITパスポート試験(iパス)の試験は難化傾向にあります。理由として、IPA (情報処理推進機構)が推奨するITの知識を習得する第一歩の資格として、より打ち出していきたいという意図が感じられる部分があり、それが関係していると推察されます。
難易度の低い試験だからといって、侮って足元をすくわれないようにしましょう。
合格するためのポイントは大きく2つあります。
- 過去問をひたすら解く
- プログラミングを実際に経験してみる
1.過去問をひたすら解く
ITパスポート試験(iパス)は、全体の2割程度が過去問から出題され、残りの8割は過去問と似た問題が出題されています。問題の文章と答えを暗記することや、過去問の内容を理由をもって理解できていれば、試験が大幅に有利になるでしょう。
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当社の教材は一つ一つの問題に対して正解、不正解の理由が書いており、図を使った解説も記載されているため、イメージしにくいITシステムについて、非常に分かりやすく理解することが可能です。
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2.プログラミングを実際に経験してみる
問題を解いたり、参考書を読むだけでは、どうしても理解が難しいと感じる方が多くいらっしゃるようです。
特に、科目Bで問われる内容の「アルゴリズム・プログラミング」は、暗記だけでは解くことが難しい分野であり、仕組みや、実際の挙動がイメージできることが非常に重要となります。
初心者向けオンラインプログラミング学習サイトの「progate」などを活用して、実際にプログラミングを経験しながら学びましょう。