【無料問題集付き】OSS-DB Silver試験とは?試験の難易度や試験内容、勉強時間を解説します。

OSS-DB Silver試験とは?試験を受けるべき対象者や難易度を解説!

OSS-DB Silver試験は、基礎レベルのデータベースエンジニアに求められるスキルを評価する、国内有数の認定資格試験です。

この試験は、LPI-Japanが運営する認定資格であり、オープンソースデータベース(OSS-DB)に関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定するIT技術者認定試験です。

この試験では以下に関する知識が問われます。

  • RDBMSとSQLに関する知識
  • オープンソースデータベースに関する基礎的な知識
  • オープンソースを利用した小規模なデータベースの運用管理
  • オープンソースを利用した小規模なデータベースの開発
  • PostgreSQLを使ったデータベースシステムの運用管理
  • PostgreSQLを利用した開発でのデータベース部分の担当

この試験では、受験資格としての前提資格や実務経験は求められず、年齢・国籍を問わずどなたでも受験が可能です。

OSS-DB Silver以外にも、以下のようなLPI-Japanの認定試験があります。

区分 試験名 難易度
LinuC Linucレベル1 初級
  LinuCレベル2 中級
  LinuCレベル3 上級
  LinuCシステムアーキテクト 上級
OSS-DB OSS-DB Silver 中級
  OSS-DB Gold 上級
HTML5 HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 初級
  HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2 中級
  OPCEL OPCEL認定試験 中級
KUBERNETES 認定Kubernetesクラウドネイティブアソシエイト(KCNA-JP) 初級
  認定Kubernetes管理者 (CKA-JP) 中級
  認定Kubernetesアプリケーション開発者(CKAD-JP) 中級
  認定Kubernetesセキュリティスペシャリスト(CKS-JP) 上級

認定試験に関して詳しくはLPI-JAPAN公式サイトをご確認ください。

OSS-DB Silver試験の概要

LPI-Japanが運営するオープンソースデータベース(OSS-DB)に関する認定資格には、中級レベルの「OSS-DB Silver」、上級レベルの「OSS-DB Gold」があります。

OSS-DB Silver試験に合格すれば、オープンソースデータベース(OSS-DB)を利活用する、基礎レベルのデータベースエンジニアに求められるスキルを持つエンジニアであることを証明することができます。

項目 概要
試験名 OSS-DB Exam Silver
試験内容 基礎レベルのデータベースエンジニアに求められる、RDBMSとSQLに関する知識
試験日 通年実施
試験時間 90分
問題数 小問:50問
合格点 不明 ※非公開
試験方式 CBT(Computer Based Testing)方式 マウスによる選択方式 キーボード入力問題
受験場所 テストセンター、自宅受験(ピアソンVUE)
受験料 16,500円(税込み)
合格率 不明 ※非公開

OSS-DB Silver試験の出題内容

OSS-DB Silver試験の出題範囲には、以下の項目が挙げられます。

  • S1 一般知識  16%
  • S2 運用管理  52%
  • S3 開発/SQL  32%

それぞれの出題範囲について、重要な点や、所感などをまとめたものが、以下の表になります。試験対策の参考にしてください。

区分 セクション名 重要なキーワード、所感など
S1 一般知識 S1.1 OSS-DBの一般的特徴 一般的な知識は覚えておかないと解けない。
  S1.2 リレーショナルデータベースに関する一般知識 正規化 (第1正規化, 第2正規化, 第3正規化) 関係従属 (YがXに関係従属する表現)
S2 運用管理  S2.1 インストール方法 テンプレートデータベースtemplate0とtemplate1の違い initdbコマンドのオプション
  S2.2 標準付属ツールの使い方 pg_ctl stopコマンドのシャットダウンモード createuserとcreatedb
  S2.3 設定ファイル postgresql.conf pg_hba.conf 設定ファイルのパラメータごとの反映タイミング
  S2.4 バックアップ方法 PITR オフライン/オンライン、物理/論理 バックアップからリストアするコマンド
  S2.5 基本的な運用管理作業 VACUUM・ANALYZEのしくみ vacuumdbコマンドのオプション システム情報取得関数 テーブルの権限設定
S3 開発/SQL S3.1 SQL コマンド SQLの基本 (SELECT/INSERT/UPDATE/DELETE) IN/NOT INとEXISTS/NOT EXISTSの違い データ型、型変換の関数(to_char()・to_number())
  S3.2 組み込み関数 集約関数、算術関数など、覚えてしまえば得点源にすることができる。
  S3.3 トランザクションの概念 4つの特性の英単語(ACID) セーブポイントの仕組み

 

OSS-DB Silver試験の勉強時間と合格するためのポイント

OSS-DB Silver試験を勉強する時間は、2か月~半年程度とされています。

「データベースエンジニアリング(PostgreSQL)の経験」や、「IT業界でのキャリア経験」の有無によって、大きく変わります。

OSS-DB Silver試験では、以下のような問題が出題されます。

 

PITRの説明として、正しいものは次のうちどれか。

①PostgreSQLのメジャーバージョン異なる環境でも、使用可能である。
②物理バックアップを取得した時点まで復旧できる
③PostgreSQLのメジャーバージョンが異なる場合は利用できない
④ベースバックアップ時には、PostgreSQLサーバーを停止する必要がある

正解:④(解説は、当サイト問題集より参照ください!)

PostgreSQLを始めとするデータベースシステムが初学者の方は、まず体系的にOSS-DB(PostgreSQL環境)について学ぶことを強くお勧めします。

LPI-Japan公式サイトでは、初学者向けの記事から試験範囲を網羅した【OSS-DB道場】が公開されています。

SQLを組めるだけでは不十分!運用管理に関する設問が合否を分ける

OSS-DB Silver試験では、データベースシステムの運用管理に関する設問が50%以上出題されます。SQLを組むことに自信があるエンジニアの方でも、十分に対策しないと不合格になってしまう可能性があります。

特に、データベースのバックアップ、データベース管理者として実行する基本的な運用管理コマンドについては時間をかけて学習することをお勧めします。

自分にとって重要な点を絞り、理由をもって理解できていれば、試験が大幅に有利になります。

まとめ:OSS-DB Silver試験について

OSS-DB Silver試験についてまとめると、以下のようになります。

まとめ
  • OSS-DB Silverは基礎レベルのデータベースエンジニアに求められる、RDBMSとSQLに関する知識が問われる、中級レベルのLPI-Japan認定資格
  • 90分で50問前後が出題され、合格ラインは64%
  • データベースエンジニアリング(PostgreSQL)の経験がある方で最短2か月、エントリーレベルのITエンジニアで最長6か月程度の勉強時間が必要である
  • LPI-Japan公式サイトではOSS-DB道場をはじめとした、体系的な学習教材が提供されている
  • 運用管理の試験範囲からの出題が50%を超えており、この範囲の対策が合否を分ける

当Webサイトでは、OSS-DB Silverの【LPI-Japan認定教材】に無料でアクセスすることができます!

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